OM-D E-M1で撮り鉄
この記事はOM-D E-M1 Mark II / E-M1 Advent Calendar 2017の21日目の記事として投稿された。
E-M1の記事だが、暇だったらMarkIIの方も書くかもしれない。
E-M1で撮り鉄するべき人達
E-M1で撮り鉄するべき人達とはどういう人だろうか。
予算が200万円で高級カメラを購入できる富裕層はE-M1を買う理由は無いし1、一眼レフのレンズを大量に抱えたベテランは今更ミラーレスに移行しようなんて思わない。今からE-M1を購入するべきなのは、予算がなくてレンズ資産が無い若者たちだ。
お金の若者離れ2が進む今でも、E-M1なら何とかなる。
E-M1の値段
容易に中古が4万円台で入手可能。
今すぐググって確かめてはどうだろうか。
レンズ
レンズも当然安価に入手可能。
MMF-3にZuiko Digitalレンズをマウントすればなんとかなる。
Zuiko Digital ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD
5倍ズームの標準ズームレンズ。
金持ちはM.Zuiko Digital ED 12-100mm F4.0 IS PRO買えばいいが、そんな高いもの買えるわけがない。
SWDレンズの特権としてフルタイムMF可能なのが気持ちがいい。
広角端の歪曲が大きい事以外は素晴らしいレンズだ。
作例
Zuiko Digital ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD
現行の大口径レンズ「M.Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO」よりも焦点距離が長い。
テレコンバーター無しで200mmを使えるのがこのレンズのメリットだ。
望遠端の明るさと絞り開放での描画はキットレンズに対して大きく勝っている。
シャッタースピードを気にする分野なので、これらの長所は重要と言える。
作例
連写性能
撮り鉄ならば気にする連写性能。
E-M1は10コマ/秒で連写ができる3。
4万円台で購入できるデジタル一眼レフのエントリーモデルでは精々5コマ/秒程度しか連写ができないから別世界だ。
高感度耐性
高感度耐性はセンサーサイズからしても高くない。
それでも旧世代のAPS-Cセンサーより上だ。
ノイズが目立ち始めるのはISO 800からで、ISO 1600ではデティールが結構失われる。
ISO 3200が常用の限界で、それより上はノイズが多すぎて使いたくない。
AF性能
C-AFはいまいちで、それほど高性能ではない。
それでもコントラストAFよりはよっぽど高性能で、高速な被写体でなければ実用できる。
ただし、手ぶれ補正をONにしていると性能が大幅に低下する。
防塵防滴仕様
防塵防滴だから雨でも余裕で撮影できる。
レインカバーなんて要らなかった。
アスペクト比
マイクロフォーサーズのカメラはイメージセンサーのアスペクト比が4:3となっている。
アスペクト比が違えば、構図も変わってくる。
一眼レフユーザーから構図のことを聞かれても助言はできず、その逆もできないのだ。
4:3であるメリットはパンタグラフ2や煙が伸びても写真に収まること。
パンタグラフが伸びても思いっきり望遠していける。
「同じ撮影地で同じ被写体を狙えば皆同じ写真になる」とよく言われるが、パンタグラフが入るか入らないかで一眼レフで撮った写真と比べて大きく構図が変わってくることがある。
まとめ
E-M1はコストパフォーマンスが高いカメラなので、以下に該当する人は導入を検討して。
- コンデジを使っているが、「一眼レフ欲しいけど金が無い」とか言ってる人
- 一眼レフを使っているが、「上位モデルが欲しいけど金が無い」とか言ってる人
修理期間終了したオンボロ一眼レフとデジタルカメラを想定していない20世紀のレンズを買うよりはよっぽどいいぞ。