オリンパス E-PL1 レビュー
7年以上前に発売されたカメラを今更レビューする。
E-PL1は2010年2月3日に発売されたミラーレス一眼カメラだ。
まだミラーレス一眼自体が出たばかりの頃で、PEN Liteシリーズ初のカメラとなっている。
ボタン配置は今のコンデジとあまり変わらないかも。
右上の動画撮影開始ボタンは設定で任意の機能を持たせることができる。
AF性能
AF性能はかなりしょぼい。
C-AFは全く役に立たない。
特に暗所のAFはとても弱い。
少し暗い屋内では全くAFが使えなくなる。
背面液晶
液晶モニターは23万ドットでかなり粗い。
拡大してもピントの調整や確認はかなり厳しい。
屋外では明るさを最大にしてもよく見えなくなる
画質
実は低感度の画質は今でも余裕で通用するほど良い。
高感度は弱く、ISO 800あたりではっきりと画質が低下し始め、ISO 1600なんか使い物にはならない。
常用感度がISO 1600と低く、夜間の撮影には向いていない。
ISO感度別の画質
ISO 100
ISO 200
ISO 400
ISO 800
ISO 1600
ISO 3200
レンズキット
標準ズームレンズの「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 L」が付いてるレンズキットと、加えて「ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6」が付いてるダブルズームキットの2種類がある。
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 L
沈胴式の標準ズームレンズ。
Lが付いているが豪華仕様というわけでもプロ仕様というわけでもない。
Lが付いていない方のレンズと比べると、マウントがプラスチックでできていて安っぽい。
フィルターサイズは40.5mmであまり見ない大きさ。
田舎だと店舗で保護フィルターが手に入らない。
AFするとフィルター枠が回転する。
しばらくこれを使っていたが、絞りが故障して放置中。
描画性能は高くないが意外と寄れる。
ただAFは鈍足。
作例
ZUIKO Digital ED 40-150mm F4.0-5.6
望遠ズームレンズ。
レンズフードは別売り。
実はこのレンズ、キットレンズなのにボディとレンズマウントが異なる。
マウントアダプターが標準で付属していて、アダプター経由で動作させている。
そのため、AFが故障を疑うレベルで遅い。
合焦させるのに望遠端だと2秒以上かかる。
間違いなく昔のAF一眼レフの方が素早くAFを合わせられるだろう。
ちなみにC-AFはそもそも使えない。
描画性能は値段考えるといいかもしれない。
中古で5,000円程度で入手可能だ。
しかし、AF性能考えると使うのが躊躇われる。
ちなみに、マイナーチェンジ版のE-PL1sでは「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6」が付属されるようになり、使い物にならないAFが改善された1。
作例